シウバにミルコ、ノゲイラが出場したUFC110!

オーストラリアで行われたUFC110
今回はヴァンダレイ、ミルコ、そしてミノタウロ・ノゲイラ
出場するというPRIDEで第一線を張っていた
人気ファイターの揃い踏み。日本向けの興行です。
オーストラリアでの開催のためWOWOWでは
夕方から放映という異例のケースでした。


■クリス・ライトルvsブライアン・フォスター
いきなりライトルが大振りパンチ!
フォスターも応戦でTDを取ります。
フォスターは回転系の回し蹴りを多用。
ライトルのフックがヒット!しかし立て直します。
ライトルが回転しながら足をキャッチ、直ぐさま膝十時固めで
フォスターからタップを奪いました。芸術的な勝利!!!
ライトルの巧さが光った印象。
フォスターもガンガン攻めるファイターなので
今後も楽しみです。


■キース・ジャーディンvsライアン・ベイダー
ジャーディンを応援にラシャド・エバンスも来ています。
お互いバチバチ打ち合います。
ベイダーが上になってジャーディンを攻めますが
ジャーディンも上手くガードし好きにさせません。
2Rベイダーがタックルを仕掛けますがジャーディンは
上手く対応します。
3R、ベイダーの右フックがジャーディンを捕らえ直ぐさま
飛び膝、最後は左パンチでダウンを取りレフェリーが止めました。
ジャーディンはこれで3連敗、リリースされるピンチか・・・


ジョー・スティーブンソンvsジョージ・ソテイロボウロス
ジョージ、5連勝中だそうです。にしても名前が長い!(笑)
3年前、修斗青木真也選手にローブローで反則負けしています。
スティーブンソンも再びライト級のタイトル戦線に絡むには
勝たなければいけない試合です。
スティーブンソンをTDするとフロントチョーク、
肩固めとジョージは技を仕掛けます。
スピニングチョークをスティーブンソンも狙います。
しかしマウントを取られジョージはそこからアームバー
上手い!!そして流れるような動きでバックマウントを狙います。
腕十時を狙いますが何とか外し1R耐えました。
いやぁ、これは凄いグラウンドの攻防!魅せてくれます!
2R、オーストラリアのファンはグラウンドの展開になっても
ブーイングが無い、MMAを分かってますねぇww
ジョージの右が入ってスティーブンソンがぐらつくシーンも。
会場は地元だから大ジョージ・コール!
ジョージのパンチがスティーブンソンに当たります。
スティーブンソンが今度は強引なTD!!
しかし、ジョージはラバーガードからオモプラッタを狙います。
これが極まり攻守逆転!しかし、またスティーブンソンがTD!
しかしジョージは下からの十時を狙います。
これをスティーブンソンが上手く外してガードポジションに戻します。
会場大拍手!今度は、ジョージが足関節を狙います。
一つ一つの動きが線になって繋がっていて凄い!!
ジョージがスピニングチョークを狙い極まりますが、2R終了!
これはスティーブンソン危なかった。終了のブザーに助けられました。
会場は大盛り上がり!!
3R、スティーブンソンが得意のフロントチョークを
狙いますが、これは極まらず。金網際でジョージがTDを取り鉄槌。
スティーブンソンはこれに上手く対応、金網を上手く使いスタンディングに戻します。
スティーブンソン、タックルを仕掛けますがジョージは上手く切ります。
ハーフネルソンから仕掛けようとしますがスティーブンソンは上手く切ります。
今度はスティーブンソンがフロントチョークを狙いますが外れます。
このまま時間切れ。死闘を繰り広げました。
判定の結果、3−0でジョージの勝利!
強いジョー・スティーブンソンを終始コントロールした印象!
いやぁ驚いた!!ジョージやりますね。今後注目です。
グラウンドの展開が非常に多かったけど凄く面白い試合だった!
お互いが常に動くから膠着状態が全く無いんですよね。だから楽しい。
この試合がファイト・オブ・ザナイトに選ばれました。当然ですね。


ミルコ・クロコップvsアンソニー・ペローシュ
本来ミルコの相手はペン・ロズウェルだったのですが、
怪我でアンソニーとなりました。
ミルコはクロアチア人ですが、今回はトランクスに
クロアチアと日本の国旗を入れてました。
彼は日本への思い入れは強いですからね。
アンソニーは左回りでミルコの左ハイキック対策。
アンソニーがタックルを仕掛けミルコがギロチンを
狙いますがこれは外れます。
ミルコの左ストレートが入りアンソニー出血!
アンソニーはグラウンドに持ち込みたいけど
ミルコは付き合いません。左カウンターを当て上から押さえ込んでの鉄槌!
しかしアンソニー、何とかここは凌ぎます。
ミルコはグラウンド状態で頭部に膝を打てるようなチャンスが数度ありました。
しかし、UFCはグラウンド状態で頭部への膝攻撃は禁止です。
解説の稲垣さんが「UFCの社長ダナ・ホワイト
UFCが視聴者に危険なスポーツじゃないと認知して貰えれば
ゆくゆくは膝の攻撃を解禁しても良いんじゃないか?」と
言ったと解説していました。
グラウンド状態での頭部への膝攻撃、是非とも解禁、実現して欲しいですね。
2R、ミルコの肘がアンソニーにヒット、大量出血です。
肘はミルコ、打ち慣れて無いのですが効果的な攻撃でした。
一時レフェリーが止めますが試合続行、
グラウンドでミルコのパウンドがヒットします!
しかし、アンソニーは何とか凌ぎ2R終了。
インターバル、ミルコの肘で受けたアンソニーの傷が深いため
レフェリーが止めて、ミルコのTKO勝利となりました!
今日のミルコは体調が万全に見えました。
しかし、相手がそれほど強いファイターではないため
まだ分かりません。次、強豪を当てた時が今のミルコの実力が分かる時ですね。
クートゥアも見に来ていました。


ヴァンダレイ・シウバvsマイケル・ビスピン
ヴァンダレイは本当は秋山選手と闘うことに
なっていましたが、ビスピンに変更され勝利した方が
秋山選手への挑戦権を得る事になりました。
ビスピンはクイントン・ジャクソンと練習を積みました。
彼は3度ヴァンダレイと闘っているのでヴァンダレイ対策は万全か?
ビスピン、ヴァンダレイお互いに凄い舌戦を繰り広げていた2人です。
試合前、ヴァンダレイは「日本でいつかUFCが開催されるんじゃないかな。
日本のファンは最高だ、日本には友人もいるしまた日本で闘いたい」と言いました。
ヴァンダレイは顔がカットしやすい形のため顔を整形手術し二重まぶたになっています。
ビスピンは前々回はダンヘンに衝撃KO負け、次のデニス・カーン戦では
パウンドでのTKO勝利をしています。
一方のヴァンダレイはクイントン・ジャクソンリッチ・フランクリン
2連敗していて階級をミドルに落としてきました。
ビスピンがタックルでTDを奪いますが
ヴァンダレイは金網を上手く使って立ち上がります。
ビスピンが再びTDを奪いヴァンダレイが立ち上がった所に
狙いすましてパンチを当てます。
ヴァンダレイが左右の連打、ビスピンもフックを当てて返します。
ビスピンの動きが読めたのかヴァンダレイはタックルを2度切ります。
ヴァンダレイの左が入りビスピンの顔が揺れますが、時間切れ。
2R、ビスピンのミドルをヴァンダレイがキャッチしてTDを奪います。
上からパウンド、ビスピンは下から十時を狙います。
しかし、これを外してまたパウンドと肘を打ちます。
ビスピンの立ち上がり際にヴァンダレイの蹴りが顔に入りますが、
反則のサッカーボールキック気味でした(笑)ギリギリセーフw
でも、これがヴァンダレイの持ち味なんですよねw
右フックをビスピンに当てますが、ビスピンもヴァンダレイを
抱え上げて強引にTD!しかしヴァンダレイはまた上手く立ち上がります。
ヴァンダレイは、こつこつとローキックを当てます。
右のパンチも入りビスピンのマウスピースが口から出掛かります。
今度はビスピン強引なタックルに行きますがヴァンダレイは
フロントチョークを狙います。これ極まっていたんじゃないでしょうか?
しかし2Rラウンド終了。ビスピンもスティーブンソンのように
時間に救われます。
3R、ビスピンのパンチが当たります。
ビスピンのローブローがヴァンダレイに入り、一時中断。
会場は大ブーイング!オーストラリアのファンは
ヴァンダレイの味方のようです。その後、激しい打撃の交錯!
ヴァンダレイのオーバーハンドブローが当たります。
左のストレートも良い!
ビスピンのミドルがボディに入りタックルを
仕掛けますが、ヴァンダレイはこれを切ります。
そして今度はビスピン、サミング気味でヴァンダレイの目に
指が入ります。会場再び大ブーイング!!w
ヴァンダレイ大振りになってます。
またもやビスピンのミドルをキャッチしてローで倒します。
その後、打ち合いでビスピンにフックを当てぐらつかせます。
ヴァンダレイ、左フックの回転が早い。ビスピン崩れ落ちます。
ここでダウンしてるビスピンに反則サッカーボールキック
打ちそうになりましたが、自然に身体が止めます。またまた危ないw
ブザーが鳴り試合終了!
試合前は舌戦をしていましたが、試合後はノーサイド
お互い称え合います。結果、判定3-0でヴァンダレイの勝利!
ビスピンは納得していません。再戦を希望してます。
ヴァンダレイは勝利して何とかUFCに留まったという感じでしょうか。



■アントニオ・ホドリゴ・ミノタウロ・ノゲイラvsケイン・ヴェラスケス
前の試合ではクートゥアに勝利したミノタウロ、
一方、7戦全勝、UFCでも5連勝中のヴェラスケス。
お互いパンチの打ち合い。ヴェラスケスはミドル、ローを多用。
それに対しミノタウロもカウンターを合わせます。
ヴェラスケス、ワンツースリーフォーと4連打
コンビネーションが良い!そして・・・
ヴェラスケスのワンツーがミノタウロにヒット!
ダウンした後、強烈なパウンド3発で畳み掛けてミノタウロにTKO勝利!
ミノタウロの頭がバウンドして危険でした。
うわぁ・・・すげぇ・・・
最近のミノタウロは、相手のパンチが見えて無いように思える。
ミアに負けた時もかなりパンチを喰らってました。
少し休んだ方が良いかも知れません。
これで、ヴェラスケスは暫定チャンプへの挑戦権を得たことになります。
いやぁ、驚いたなぁ・・・
ヴェラスケス、カーウィン、ミアと現チャンプのレスナー
誰が挑戦するのか。今後も目が離せません。


次回は3/28UFC111
GSP(ジョルジュ・サンピエール)vsダンハーディー
フランク・ミアvsシェインカーウィンがあります!