UFC116 秋山 成勲vsクリス・レーベン

UFC116がラスベガスで行われました。
メインは、UFCヘヴィ級タイトルマッチ
ブロック・レスナーvsシェイン・カーウィン
そして、秋山選手が本当はヴァンダレイ・シウバと闘う予定でしたが
ヴァンダレイが練習中の怪我により、クリス・レーベンへと
対戦相手が変わりました。
ヴァンダレイ戦が中止となって日本のファンもガッカリしてるかも。
俺はレーベンが好きなファイターなので
変わらず楽しめるのですが。
最近UFCファイターも怪我で、対戦相手が
急に変わるパターンが多いですね。呪われてるみたいだw
8月の五味選手の相手もジョー・スティーブンソンの怪我により
タイソン・グリフォンに変更となりました。
五味選手にとっては、相手がグラップラー寄りからストライカー寄りに
なってやり易くなったのかも。まぁUFCのファイターは
どちらかに特化してる選手ではなく満遍なくどちらも出来るファイターが
揃っているので苦しい闘いになることには変わりありません。
北岡選手(スティーブンソンが北岡選手に似てるためw)と
まさか2度も闘うことになるとはと思ってましたが、
相手が変わってしまったので実現しませんでしたねーw
ルックス似てるし得意技もフロントチョークで一緒だしw


さて、今回のUFC116は、WOWOWでは生放送ライブ中継で
午前11時〜昼の2時という変則的な時間帯の放映となりました。


■秋山 成勲vsクリス・レーベン
フィニッシュシーンのみ。


ジョージ・ソティロポスvsカート・ペルグリーノ
ソティロポスが打撃でペルグリーノを押し込み
グラウンドでもソティロポスが上になるシーンが多く圧倒します。
ファイナルラウンドでベルグリーノが膝と右パンチを当て
ダウンしたソティロポスに追撃しようとしますが
時間切れ、判定でソティロポスが勝利しました。


■クシュトフ・ソシンスキーvsステファン・ボナー
3連敗で後がないボナー。何としても勝ちたい所。
2人は2月に対戦していて、バッティングながら
TKO負けを喫したボナーにとってはリベンジ戦となります。
激しい打撃の交錯。互いに殴り合います!!
2R、疲れの見えたソシンスキー、ボナーは向かい合った所から
膝を当て膝を付き崩れたソシンスキーにパウンドラッシュ!
マリオ・ヤマザキレフェリーが止め、ボナーの勝利!!
ボナー、何とか踏み止まりました。


■クリス・ライトルvsマット・ブラウン
ブラウンがTDを奪うとライトルにダースチョークを仕掛けます。
これを何とか凌いで立ち上がるライトル。
2R、ライトルのパンチを受けTDに行くブラウン。
その後、ギロチンを狙いながらトップをキープするライトル。
マウントからサイドに回り横三角を仕掛け、腕を極めに掛かると
ブラウン溜まらずタップアウト!!
ダブルサブミッションを極めに掛かる高度なライトルの技でした。
ボクシングがベースなんですけどね。
日本にはボクシングベースでここまでやれる総合選手っていないですね。
ライトル凄い。


■秋山 成勲vsクリス・レーベン
秋山選手は1年前のスペンサー戦以来の闘い。
一方のレーベンは2週間前に試合をしたばかりなのに
ヴァンダレイの代役を受けました。
UFCにしてはこういう短いスパンでオファーを
出すというのは珍しいケースですね。
試合開始、レーベンのローをキャッチしTDを
秋山選手が奪いますが、レーベン立ち上がります。
レーベンはローを多用し足を狙います。
秋山選手もバックブローを返し互いに打撃を出します。
再び秋山選手がTDを奪うとレーベンは下から腕十時狙い。
これを引き抜いて逆に腕十時を返しながらアームロックを
狙う秋山選手。しかしレーベン再び立ちます。
2R、レーベンの左パンチが秋山選手にヒット!
秋山選手もパンチを返しレーベンもふらつく。
そして打ち合いになります。
ここがチャンスだと思ったんですが、秋山選手
決定打を与えられず。
秋山選手がまたTDを奪いますがレーベンは金網を
上手く使って立ち上がりフロントチョークを狙います。
これは極まらず。再び殴り合いになり秋山選手が
TDを奪ったところで2R終了。


3R、レーベンが両手を広げて観客を煽り、互いに笑みを浮かべる。
レーベンがハイ、ローと打ち分けて攻め立てます。
そこへ秋山選手がパンチを合わせてTDを奪うとレーベンは
また下から腕十時狙い。腕を引き抜いた秋山選手、マウントを奪取!
しかしレーベンはハーフガードに戻して下からパンチ肘を秋山選手に
見舞います。この猛攻に秋山選手、なすすべがない感じ。
レーベンはエルボーを放ちながら三角締めを掛けます。
秋山選手は何とかこれを引き抜こうと身体を起こそうとしますが
膝を付いた所でキツく締上げられたのか、堪らずタップ!!
何とレーベンがトライアングルチョークで秋山選手を破りました!!
うおおおー、レーベン、レーベン!!!
大興奮した試合でした!!!!!!!1111


■ブロック・レスナーvsシェイン・カーウィン
レスナーカーウィン、ベラスケス、そしてドスサントス
UFC4強と呼ばれる4人の内のタイトルマッチが遂に実現!!
一昔前は、クートゥア、ミア、ノゲイラ、シルビア達が
UFCヘヴィのトップファイターだったんですけど
時代の流れは早いですね。
レスナーは腸の病気で一時は選手生命を失うと
言われるほどの重病を患っていましたが、驚異的な回復力で
見事に復帰しました。一年以上のブランクが心配されます。
相手のカーウィンは12戦全勝と大変勢いのあるファイター。
UFCヘヴィ級暫定チャンプのカーウィンの挑戦を受けるレスナー
防衛出来るのか!?果たしてどーなる!?


試合開始、カーウィンの右がヒット!レスナーが構わずTDを
狙いますがカーウィンはこれを切ります!!
カーウィンの強烈なアッパーがレスナーにヒット!!
ひるんだレスナーをケージ際に追い詰めて、TDすると
上からパウンド、鉄槌の雨アラレ!!!
これはレフェリー止めるだろうと思いきや静観している。
レスナー、このカーウィンの猛攻を何とか耐え凌いで
足を利かせてカーウィンを突き放すと立ち上がる事に成功!
すげぇ・・・タフ・・・。
今度はレスナーカーウィンをケージ際に追い込み
TDを奪った所で1R終了。


2R、レスナーが強引にカーウィンをTD!
ハーフガードからパンチを打ちつつ、マウントポジション
奪取すると直ぐにサイドポジションへ!!
そして肩固めを狙って行きます。
カーウィンは何とか気道を確保しようとしますが
丸太のように太いレスナーの腕。
これがガッチリ極まり、カーウィン堪らずタップアウト!!
レスナーが肩固めでカーウィンを下し、UFCヘヴィ級タイトルを
防衛しました!!!!!!!11111


んー、セミファイナル、ファイナルと凄い試合で
大変に面白い興行でした!!