去年の１２／３０　戦極　ＳＯＵＬＯＦＦＩＧＨＴ

今更ながら去年の１２／３０に　センコープレゼンツ
戦極　ＳＯＵＬＯＦＦＩＧＨＴを見てみた。

何せＳＲＣが４月に予定していた興行を取り止めという
大変悲しい状況になってしまったので
ＳＯＦを振り返ろう。

「朝から格闘技」と銘打って行われたＳＯＦ。
こう略すとＫＯＦ（ＴｈｅＫｉｎｇＯｆＦｉｇｈｔｅｒｓ）
みたいである(笑)

試合の勝利コールは戦極時代のマックスさんに戻った！
彼の声量は凄いし嬉しい。
実況は矢野さん、市川さん、の最強実況布陣。

第一試合〜第三試合までは
ジャケットルールで行われた。
面白い初の試み。

■第一試合、ジャケットルール
キム・イサクｖｓ山田崇太郎
テコンドーベースのキム・イサク、対するは、
パンクラチオンベースのＳＲＣ育成選手、山田崇太郎選手の闘い。
煽りＶも無ければ選手コールも早い。スムーズな試合運びです。
「街中、路上での戦闘を想定して判定される」ジャケットルール。
正にストリートファイトだ。かといって目潰しや金的はＮＧなので
何でもありという訳でも無いｗ

５分１Ｒルール、延長無し。打撃のストライクポイント　投げのスローポイント、
そして関節のキャッチポイントで判定されるポイント制。
山田選手が早々にイサクからＴＤを奪うとマウントからのパウンド！
裸締めを狙うシーンも。またマウントからのパウンド連打でレフェリーストップ。
山田選手の圧倒的ＴＫＯ勝利！！
今回の相手は立ち専門だったのでグラウンドも出来る選手との
総合ルールで見たい選手です。

■第二試合
杉田一朗ｖｓ清水清隆
清水選手はサンボベース、フライ級キングオブパンクラシストでもある。
杉田選手は空手家でｚｓｔの選手。正に異種格闘技戦のジャケットルール。
サンボ技術を生かして間合いを計りながら闘った清水選手が２-１で判定勝利。
杉田選手の打撃をもっと見てみたかった。

■第三試合
ジョン・ジンソクｖｓ坂口征夫
ジンソクの柔術ベースに対して坂口選手は柔道ベース。
一度４月に引退しましたが、今回復帰した坂口征夫選手、
俳優、坂口憲二さんのお兄さんです。
坂口選手の強烈な膝一閃！！崩れ落ちたジンソクの上を取って
袖口をリストしながら鉄槌を落とすも時間切れ。
ストライクポイントを取った坂口選手の判定勝利！！
復帰戦を勝利で飾りました。

第四試合から第六試合は戦極キックボクシングルール
第七試合から第九試合までは戦極ムエタイルールで行われました。
戦極ムエタイルールは、寝技禁止、肘打ち、首相撲からの膝蹴りがＯＫ！
戦極キックボクシングルールは上記三点、全部禁止というルールです。

■第四試合戦極キックボクシングルール　3分2R
池上大将ｖｓ田中雄士
お互い勢いが良い選手。
３Ｒ田中選手のハイが池上選手にヒット！！
しかし直ぐ立ち上がる。リカバリーが早い！
逆に左フックを喰らわせぐらつかせるシーンも。
時間切れで判定ドロー、引き分けとなりました。

■第五試合
池井佑丞ｖｓ松倉信太郎
池井選手は内科医を勤めるファイター。
松倉選手にはセコンドにニコラス・ペタスが付きます。
序盤、松倉選手がアグレッシヴに攻めます。
松倉選手の強烈なフックで池井選手がダウン。
さらにハイキックもヒット！池井選手はボディへ膝！
左で、ぐらつかせワンツー連打！
更に膝！お互い見せ場を作る１Ｒ！
２Ｒ、池井選手のパンチがヒットし続け、膝！
ダウンを奪います。
また膝、そして左右の連打で再びダウンを奪い
池井選手の逆転勝利！良い試合でした。

■第六試合
山内佑太郎ｖｓ横山　剛
横山選手の入場時、安田大サーカスが応援で共に入場。
団長にクロちゃん、ひろくんが映ります(笑)
序盤、お互いに間合いを計り見合います。
２Ｒ、山内選手のローに対して横山選手の
ショートアッパーがヒット、ここから一気呵成で
パンチの連打！山内選手は持ち直しますが、
ローブローを当ててしまい一時中断。
３Ｒ、浴びせ蹴りとローキックが交錯！
その後、時間切れで判定へ。ドロー、引き分けでした。

■第七試合　戦極ムエタイルール
藤原あらしｖｓ江幡　睦
あらし選手が江幡選手をこかすシーンが随所に見られます。
２Ｒ、終了間際にあらし選手が肘を見せます。
終始、試合運びの上手さ、フィジカルの強さを
あらし選手が見せ付けた感じの印象でした。
５Ｒフルまでもつれて判定へ、結果あらし選手の勝利。

■第八試合
カノンスック・ウィラサクレックｖｓ山本元気
立ちに詳しくない俺でさえ、カノンスック、山本元気選手の名は
聞いた事があります。
お互い序盤からバチバチに行きます！
カノンスックは肘を多用、早くて見えないです。
これに山本選手もワンツーを返し応戦！
しかし元気選手の目の下がカットされます。
２Ｒ元気選手のボディーブローでカノンスックが
利いたような仕草が見えます。
３Ｒ元気選手の右目の下が腫れてドクターチェックが入ります。
４Ｒ、再びドクターチェック、しかし続行。
５Ｒ、カノンスックの縦肘がヒットします。
元気選手、額をカットで流血。１分を切った所で
カノンスックは組んで崩す流しの作戦へ。
そのまま翻弄して時間切れ。判定でカノンスックの勝利。
肘で徐々に削って行く感じで強かったです。