パンクラス2010 PASSION TOUR

土曜日に行われた、
パンクラス2010 PASSION TOUR
ディファ有明大会のニアライブを
スカパーで見ました。


解説には近藤有己選手がつきました。
近藤選手の優しく穏やかな喋りが良いですね。


今大会の注目は何と言っても、元戦極ライト級
北岡選手。2連敗してるところを止められるか。
そして和田卓也選手がウェルターのベルトを返上したため
山宮選手と宇良選手のキングオブパンクラス
タイトルマッチがあります。


■ナロンチャイ・ドラゴンテイルジムvs矢島 雄一郎
フライ級の闘いです。
ナロンチャイのムエタイに対し矢島選手は空手がベース。
ナロンチャイは、総合初参戦。
試合開始、お互い間合いを計ります。
ナロンチャイがローキック!
矢島選手がナロンチャイに尻持ちを付かせますが、
ナロンチャイは矢島選手の首を抱えます。
そんな中、矢島選手がサイドを奪取!!
そしてマウントへスムーズに移行!
そこからアームロック狙い!
これが決まり矢島選手の勝利!お見事!!!!!
早い試合展開でした。


■福田 雄平vsジェイソン・ミュータント・シマック
ライトヘヴィ級
ジェイソンのセコンドには川村亮選手がついてます。
ジェイソンの背が高いっ・・・
いきなりジェイソンがオーバーハンドのフックで突進!!
圧力があります。そしてロー!
お互いパンチを打ち合い、ジェイソンが組み付いて
福田選手をTD、サイドに付きます!
そこからパウンドをコツコツ、当てます。
しかし、福田選手、立ち上がりスタンドへ。
福田選手のパンチがヒット!ジェイソンの上になりますが
ジェイソンが上を取り返します!!
福田選手ガードポジション。ジェイソンが鉄槌を打つ中、
腕十時を福田選手が狙います。
ジェイソン踏み付け!腕が外れます。するとジェイソンが
後ろに回りチョークを狙います!!
しかし福田選手、体を返して上になります!上手い!!
そしてガードポジションからのパウンド!
ジェイソンも下からパンチを打ちます!ここでドントムーブ。
再開、ジェイソン下から蹴り上げ!!
サイドから上四方へ福田選手、腕十時を狙います!
ジェイソン何とか耐えようとしますが溜まらずタップ!
福田選手の勝利!!!良い試合でした。



■村田 卓実vs佐々木 亮太
バンタム級5分2R制。
4月にASTRAで小森亮介選手から
判定勝利を得た村田選手が参戦。
村田選手がロープ、コーナーへと佐々木選手を押し込みます。
そしてTDを奪うと肩パンチを当てていきます!
サイドを取ると膝を佐々木選手に叩き込みます!
ニーオンザベリーからマウントを狙いますが
佐々木選手、ここは防ぎます。
すると右腕を封じて即頭部へパンチを当てます。
その後、再三ニーオンザベリーからマウントを狙いますが
佐々木選手が上手く対応して取らせません。
下から佐々木選手も腕を狙いますが、村田選手が外すとバックに回ります。
バックマウントを取ろうとしますが、佐々木選手がまた
上手く対応して取らせません。
そして佐々木選手が体を入れ替えて上になり正対て左足のガードを超えます。
ハーフから村他選手がガードポジションに戻します。
佐々木選手が立って側転から狙いますが防ぎます。
今度は村田選手がチョークを狙いますが外れます。
佐々木選手パウンド、村田選手は下から蹴り上げ!
スタンドへ、蹴りとパンチが交錯しますが1R終了。


2R村田選手が、またTDからバックを狙います。
腕を喉に入れようと狙いながら仕掛けますが
佐々木選手上手く体制を入れ替えて立ち上がると上になります。
脇腹、即頭部へとパンチを打ち分けて当てます。
パスガードしようとしますが村田選手はさせません。
ハーフから鉄槌を佐々木選手は打ちます。
村田選手も下からパンチと蹴り上げ!
佐々木選手パスガードに成功!
後ろに回ります。しかしブレイク。スタンドへ。
村田選手がミドル 佐々木選手はタックル!
潰されて後ろに回られると村田選手がコーナー際で
チョークを狙います。しかし佐々木選手、
上手く外し立って離れます。
今度は佐々木選手がバックに回るとまた腕と首を狙います。
しかし村田選手が上になります。
そしてパウンド!チョークをまた狙います。
足で四の字フックしますが、これを外し佐々木選手が上に!
お互いにグラウンドでパンチを打ち合います。
しかし、時間切れ。判定へ。
20-19 村田 20-19 村田 2-19 村田で村田選手の勝利!!
DJ・taiki戦以来、四年ぶりの勝利だそうです。
目まぐるしいポジション争いが、とても見応えあって
面白い試合でした。


■田沼 良介vs江泉 卓哉
フライ級5分2R
田沼選手のセコンドに勝村選手。
組むと田沼選手がボディにパンチ、江泉選手が投げで
TDを奪おうとしますが田沼選手、腰が強い!
田沼選手のパンチがヒット!組んで江泉選手が
コーナーに押し付けます!!
田沼選手が組んで顔に膝を打ちますがバランスを崩します。
立ち上がると江泉選手がまた投げを打ちますが
田沼選手また堪えます。
江泉選手のショートフック!田沼選手はハイキック!
そしてミドル!組み付くとロープ際
膝を江泉選手のボディへ!
離れます。江泉選手が左右のフック!
飛び込んできたところをカウンターの右!
そして投げを放ち遂にTDを奪うとハーフガードからパンチ!
田沼選手が足関節!!
しかし外れて江泉選手が上から鉄槌連打!!
立ち上がると打ち合います!
ひざ、パンチの交錯!!!組んで互いに投げ合います。
江泉選手がまた投げてパウンドとミドルを放ちますが1R終了。


2R、ローを打つとバランスを崩した江泉選手を追いかけます!
組んでコーナー際、首を田沼選手は狙います!
そして膝を突き上げます!
離れ際でパンチ!!後ろに回りますが江泉選手も上手く外し
倒れません。組んで江泉選手アッパー!江泉選手がまた投げますが堪えます!
田沼選手も投げますが江泉選手も倒れません!
再び江泉選手が投げてTDを奪うとサイドからマウントへ!!
しかしブリッジで体を田沼選手が入れ替えます!!凄い!
田沼選手がコツコツと脇腹、顔へのパンチ、鉄槌!
江泉選手は鼻から出血。江泉選手がラバーガード。
しかし田沼選手がこれを外して立つと上からふみつけ、そしてパウンド!
残り10秒を切った所で江泉選手が下から仕掛けますが、振り解き
田沼選手アグレッシヴにパウンド!!江泉選手も下から
殴り合いますが時間切れ、判定へ。
20-18の3つが付き田沼選手の勝利!
途中までは拮抗してましたが後半、
田沼選手が試合がコントロールしていました。
これも良い試合でした。


■滝田 J太郎vs内山 重行
フェザー級5分2R
内山選手には横田選手がセコンドに。
J太郎選手ミドル!内山選手のパンチ!
ケリが交錯!静かな立ち上がり。
互いに間合いを計ります。右から膝をJ太郎選手。
内山選手が「切れてるよ」とアピ−ルしながら。
上になるとJ太郎選手にパウンド!
ここでJ太郎選手の流血が酷いので中断。
再開、上からパウンドを打ちますが、J太郎選手は腕を狙います。
立ち上がりスタンドへ。
左のミドル!J太郎選手はバックハンドブロー
内山選手ワンツースリー!その後、1R終了。
2R、J太郎選手が左のミドルから入ります。
内山選手がプレッシャーを掛けながら左右の出入りが早いフックを連打!
ミドルをキャッチするとTDを奪いパウンド!
コーナー際、そして膝!
内山選手のパンチがJ太郎選手を捕らえ続けます。
J太郎選手また出血・・・
J太郎選手のパンチを掻い潜ると胴タックル!
これはロープ際だったのでTDを奪えず離れます。
今度は内山選手の耳が出血し中断。
なんとここで試合が止められました。
耳の出血でJ太郎選手選手の勝利。
んー終始、内山選手が攻めていただけに本当に勝負とは分からない。
なんと内山選手の耳がちぎれてしまって
早急に手術しないといけないということだそうです。
J太郎選手「1,2,3、J!」で〆ました。


■堂垣 善史vsエリヤ
ライト級5分2R
堂垣選手のセコンドには富樫選手が付いています。
エリヤ選手には坂口さんがセコンドに。
静かな立ち上がり、
エリヤ選手のパンチを喰らってふらつきますが
堂垣選手も打ち返します。しかしエリヤ選手がTD!
上からパウンド、そしてスタンドに。
パンチが交錯し、堂垣選手がロープに
追い込み膝をエリヤ選手のももに打ち付けます。
しかし堂垣選手が飛びついた所を床に叩きつけて
エリア選手がパウンドアウト!!一気に仕留めました!!


7/4
フライ級、廣瀬 勲vs清水 清隆
バンタム級、川原 誠也vs井上 学
ミドル級、久松 勇二vs近藤 有己
の3大キング・オブ・パンクラス
タイトルマッチが発表され選手が挨拶しました。


■北岡 悟vsジョルジ・ホドリゲス
ライト級5分3R
北岡選手の相手は、強豪が集結するノヴァ・ウニオン所属で
柔術のチャンプ。決して楽な相手ではありません。
マスヴィダルの敗戦から7ヶ月ぶりの試合です。
北岡選手ミドル、そしてタックルしホドリゲスをTD!
持ち上げてマットに叩き付けます!
北岡選手はフロントチョークを狙います
しかしホドリゲスこれを外しパウンド!
立ち上がり北岡選手のバックを取ります。
後ろからももへの膝攻撃!
北岡選手はリストを握りアームロックを狙います!
決まりそうだったのですが、ホドリゲスこれも外します!
腕があらぬ方向になってたのに・・・すげぇ、
するとホドリゲスが足関節を狙います!
しかし北岡選手が外して逆に足関節を狙います!
しかしこれもホドリゲスは外します!激しい足の取り合いだっ!
また北岡選手がTDで上になります。しかし1R終了。


2R、北岡選手がミドル、しかしホドリゲスがパンチを入れて
北岡選手がマットに背中を付きます。
パウンドを打たれますが立ち上がります。
ちょっと危ないシーンでした。
その後、ホドリゲスにTDを奪われます。
しかし体を入れ替え北岡選手が上に。
コツコツとパンチを当てる北岡選手。
ホドリゲスは上手く対応しパスガードをさせてくれません。
北岡選手はパウンドと鉄槌。
フロントチョークを狙いますが、外されスタンドへ。
また北岡選手がタックルを試みてTD成功!
コツコツとパンチを当てますがホドリゲスもスペースを潰して
決定打を防ぎます。ここで2R終了。


3R、ホドリゲスのパンチを掻い潜ると北岡選手は片足タックルを
仕掛けますが潰されます。ロープ際、ホドリゲスが上になります。
北岡選手はホドリゲスのリスト、腕を掴んでパウンドさせません。
ブレイクでスタンドへ。
打撃の交錯、ホドリゲス、北岡選手のタックルを潰すと
スタンドを要求。北岡選手に付き合いません。
パンチの打ち合い、タックルをまたホドリゲスが潰すと
ギロチンを狙います。しかし北岡選手これを外します。
ホドリゲスが上になった状態で胴にパンチを当てて行きます。
ホドリゲスが膠着を察するとまたスタンドを要求。
北岡選手のタックルを着るとアナコンダチョークを狙います!
しかし北岡選手凌いでギロチンを狙います!
しうかしぬけます。ホドリゲスが上からローキック!
そして飛び込んでパウンド、鉄槌!
しかし時間切れで判定へ。30-29、30-29、30-29で北岡選手の勝利!
連敗を止めました。グラウンドの展開が多かったですが、
膠着が殆んど無くお互い動いて次を狙っていたので面白い試合でした。
ホドリゲス、粘り強い良い選手ですね。また見てみたいです。


■KEI山宮vs宇良健吾
ウェルター級キングオブパンクラス
山宮選手は階級をウェルターに落としてきました。
この試合に勝った選手がSRCウェルター級GPに
出られる査定マッチ的な要素もあるようです。
宇良選手がプレッシャーを掛けて打ち合うシーンが展開されます。
山宮選手はコーナーに追い詰められないようサークリングしながら動きます。
山宮選手が目の上をカット・・・ドクターチェックへ。
再開、宇良選手のワンツーが空を切ります。
ローも当たらず、山宮選手が飛び膝を見せようとしますが、
宇良選手はバックステップでそれをさせません。1R終了。


2Rも同じような展開。山宮選手が
またカットした部分からの出血でドクターチェックへ。
再開、山宮選手が飛び膝、しかし宇良選手はこれをいなします。
宇良選手の左右のフックがヒット!山宮選手は鼻からも出血。
また山宮選手が飛び膝、宇良選手ぐらつきますが、
堪えます。2R終了。


3R、山宮選手の左がヒット!
宇良選手が左右のフック、しかし山宮選手ヘッドスリップでかわします。
打撃の交錯!山宮選手のパンチも当たるようになってきました。
宇良選手が組み付きましたが放します。
山宮選手の膝がヒット!しかし時間切れ。判定へ。
互いにテイクダウンを狙わず、殴り合い上等という試合でした。
30-30マスト判定で宇良、30-30マスト判定山宮、30-30マスト判定宇良で
宇良選手が判定勝利、第5代ウェルター級キングオブパンクラシストになりました。
30-30ばかりだったため引き分けみたいなものですね。
もう少し山宮選手がアグレッシヴに手数を出していれば
もっと面白い試合になっていたかも。


北岡選手の試合後のインタビュー
戦極の時のように無理やり攻める事は抑えて
ハードヒットを貰うことを避けるよう心掛けた。
無理やり行けたけど敢えてしなかった。
判定だったことに対して後ろめたさは無い。
よどみない試合展開が出来たので納得してると自己評価。


今日のトランクスに対して質問されて、
スパッツだからとかは関係ないと思う。
ルールでOKならロングスパッツも良いんじゃないですかね、
北米じゃダメですけどね、北米じゃダメですけどね
と強調して答えてました(笑)


青木選手から「3R目は青木vsシャオリン戦みたいだった」と
言われたらしいですw


相手は20勝以上してる選手だったんですね。
良い選手と褒めていました。
今後の北岡選手にも注目して行きたいですね。