StrikeForce  フェードルvsヴェヴドゥム

StrikeForce(以下SF)が
キャルフォルニアで行われました。
メインはフェードルvsヴェヴドゥム。


カン・リーvsスコット・スミス
昨年、逆転負けを喫したカン・リーは、スミスに対するリベンジ戦。
バックキックをスミスのレバーへ撃ち込み見事なTKO勝ち!
リベンジを果たしました。


■ジョシュ・トムソンvsパット・ヒーリー
去年、判定でメレンデスに敗れたトムソン。
再びタイトルに絡むためには落とせない一戦です。
お互い力が拮抗してるのかTDを奪い合い、
グラウンドの攻防が、とても見応えのあるものでした。
3R、トムソンがグラウンドの展開でバックに付き
リアネイキドチョークを極めてヒーリーを破りました。


■クリスチャン・サイボーグ・サントスvsジェン・フェンイー
SF女子ミドル級最強王者のクリス・サントス、二度目の防衛戦です。
終始、ジェンを圧倒しパウンドを打ち続けます。
後頭部へのパウンドで警告を受けたものの、2Rまで試合を支配して
最後もパウンドでジェンを仕留めました。
公開処刑みたいで、あまり気分の良い試合ではありませんでした。
あまりに強すぎてクリスに対抗出来るファイターが見つからない。
ジーナ・カラノは、クリスに負けて以来、音沙汰がありませんが、
リベンジして欲しいものです。
日本のHIROKO選手がクリスと闘いたいと言ってました。
闘うとしたら1Rの猛攻に耐えて長期戦を狙う感じになるんでしょうか。


■エメリヤ・フェードルvsファブリシオ・ヴェヴドゥム
この試合でフェードルが勝てば、いよいよ次はアリスター戦でしょうか。
試合開始、フェードルがアグレッシヴにヴェヴドゥムにパンチを連打し
ヴェヴドゥムが尻もちを付いた所へ鉄槌、パウンドの連打、連打!
おおー、フェードル今日も怖いオーラだなぁ、と思いきや・・・
ヴェヴドゥムの両足が徐々にフェードルの頭部へと伸びて
腕と頭を極め始めたではありませんか!?
おおお!?こっ、これは、フェードルやばいんじゃね?と思いながら見てると
フェードル、何とかポイントをずらそうと体勢を変えようと動きますが、
そこはヴェヴドゥムも極めの強いグラップラー
ガッチリと腕を極め、見事アームバーでフェードルからタップアウトを奪いました!


2000年、世界のTKにリングスでカットによるTKO以来PRIDE、
ボードック、アフリクション、SFと約10年勝ち続けていたファイターが
遂に苦杯を舐める事になりました・・・。
政治家として立候補することで引退説が囁かれたり、回りの雑音がある中、
本人のモチベーションはどうだったのでしょう。
試合を見る限り、別にフェードルが衰えたという感じはしませんでした。
(まぁ以前ならあの最初のフラッシュダウン後の畳み掛けで
試合を決めていたかもしれませんが。)
多分、再戦すれば勝てると思います。でもこういう形でヴェヴドゥムが
連勝を止める、総合格闘技の面白いところですね。


ヴェヴドゥムに関しては俺は、結構好きなファイターなので
UFCをリリースされ時は早っ!と思いました。
ブランドン・ヴェラやゴンザガに勝って、アルロフスキーとドスサントス
負けて直ぐにリリースされちゃいました。
フェードルの弟アレキサンダー、アントニオ・シウバ、アリスターにも
以前勝ってるし良いファイターなのになー。


UFCの社長ダナは、このフェードルの敗戦に対して
どういうコメントをするのか、気になるところです。